1950-04-11 第7回国会 衆議院 水産委員会 第30号
しかも戰時中資材難、資金難、その他の関係から、逐次計画的に代船の建造をやることができなかつたという悪條件から、今日老朽代船の建造が、ここ二、三年に非常なしわ寄せになつて来ておるのであります。この特殊な関係にあります三陸の代船建造の問題を、市中銀行等の、いわゆるそろばん本位で行くところの、営利主義に基く銀行経営に依存しておりますのでは、とうていこの大きな問題を解決することができない。
しかも戰時中資材難、資金難、その他の関係から、逐次計画的に代船の建造をやることができなかつたという悪條件から、今日老朽代船の建造が、ここ二、三年に非常なしわ寄せになつて来ておるのであります。この特殊な関係にあります三陸の代船建造の問題を、市中銀行等の、いわゆるそろばん本位で行くところの、営利主義に基く銀行経営に依存しておりますのでは、とうていこの大きな問題を解決することができない。
次に請願第二百八十六号、大垣駅、樽見間鉄道敷設に関する請願、この請願の要旨は、昭和十一年に樽見地方の無盡蔵な地下資源開発のため鉄道敷設工事が着工され、工事も進展していたが、その後戰時中資材不足等のため敷設された鉄路も、又巨万の費用を投じた揖斐川鉄橋を取り除かれるに至つたが、本線の必要性は旧に倍するものがあるから、速かに本鉄道を復旧開通せしめられたいというのであります。
私の方といたしましても、決して毎年繰返して災害復旧をやるだけが能ではなくて、根本といたしましては、治水並びに治山の事業に大いに力を入れたいと存じて、いろいろと進めて参つているのでありますが、先ほど申されましたように、金の面並びに戰時中資材の面から、一般の治水事業、そして海流の砂防工事という方面における経費並びに資材の欠乏のために、思うような工事もできなかつたのであります。
而も戰時中資材等の関係から保安林というものが御承知のように相当あるのでありますが、この開放を非常に強要されまして、保安林が相当開放されて來たのであります。そこへ戰爭中に燒き盡されたために資材の必要に迫まられまして、急激にこの木材の必要を感じたのであります。
それから鰺ケ沢港は御承知のように、戰時中資材の関係で一應中止というような形に相なつております。これは主としてセメント問題でございますが、本年度から多少資材面におきまして明るみも出て参りました関係上、できますならば二十四年度から再開いたしまして、既定の計画を遂行して参りたいと考えております。 それから十三港の問題につきましては、避難という問題から考えますれば、技術的に多少困難があるように考えます。
その後戰時中資材關係をもちまして、今日まで延期になつておるわけでありまするが、絵圖面でごらんの通り、ここを通していただきますると、奥能登と越中灣方面との交通はきわめて短縮いたされまするし、かつまた奥能登開發といつたような見地からいたしましても、重大な意義をもつておりまする路線と存じておるのであります。
ところが戰時中資材その他の關係から、遂に完成を見ずに今日に至つたわけでございます。なお阿仁合、川岱間約三十五キロはまだ全然工事にかかつておらない線でございます。